こんにちは、Space-radです。
今日、あるスピリチュアリストの動画を見ていたら、
すごく違和感を感じて途中で止めました。
その動画のテーマは「人をジャッジしてはいけない」でした。
一見、いい事言ってる風なんですが、何だかおかしいなと感じ、
少し考えたらすぐに答えが出ました。
この「ジャッジ」の意味は、
恐らく「人を裁いてはいけない」という意味で話されていたように感じます。
しかし、ここで一つの矛盾があります。
それは、日本は法治国家だということです。
日本各地で事件が起きれば、警察が出動し、検事や判事、裁判官などが
物的・状況証拠や証言をかき集め、その上で法律と照らし合わせ、
事件の内容を論理的に構築し、裁判所で裁きが下ります。
この理屈で考えると、無法国家こそが素晴らしい!みたいな話になると思うのですが、
多分、動画配信者はそこまで考えていないと思います。
この「ジャッジ」というカタカナ英語の言葉の意味を定義してないので、
こういうおかしな話になってくるのだと思います。
英語の「judge」の意味は、判決を下す、裁く、判断するです。
判決は、訴訟事件について裁判所が法律を適用して判断し決定すること。
裁くは、争い事の正・不正を判定すること。(=判決を下す)
判断は、善悪、真理などを考えて決める事、前後の事情などから直感的に考えを決める事、占い。
(いずれも、旺文社の国語辞典より)
この中でいうと、「ジャッジ」は「裁く」よりもむしろ「判断」の
意味で使われていたのかもしれません。
他人を判断してはいけない、ということでしょうか?
しかし、それも何だか変だなあ、と私は思うのです。
世の中には、意図的に騙して儲けてやろうとか、悪意でもって他人を傷つけよう、
という人間が少なからず存在するのです。
そのような人間を判断して、危機を回避することは、
私はとても大事なことだと思います。
実際、世の中では色んな詐欺事件や殺傷事件が起きています。
横文字を多用して、何となくふわっとさせて儲けよう、という趣旨なら
まだ納得できるのですが、この動画配信者はそうではないように感じました。
スピリチュアル関係で真面目に活動したい、という方は、
もう少し左脳を使って言語化しないと、
いつまでたっても誤解されたままなのではないでしょうか。