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covid-19に関するアジア人差別に思う事。

こんにちは、Space-radです。

 

covid19絡みで、アメリカや英国の方でアジア人差別が勃発している、

というのを最初に聞いた時「まあ、向こうはそういうお国柄だからかな」

位にしか思いませんでした。

 

「Black lives matter」にしても、現地人でない私にとっては、

正直、何とも言い兼ねる事件である事は確かです。

 

特に、「Black lives matter」に関しては、

日本でいう所の「同和行政」に似たような事例があった、

という話も聞いた事があるので、本当に何とも言いようがないのです。

 

www.sangiin.go.jp

 

そういえば、最近Youtubeで見た「なぜ鋼の剣までしか売らないのですか?」の

動画の中にも「奴隷制度」の風刺の話がありました。

 

あの風刺が史実を元に作られているのであれば、

確かに最初に奴隷化した方が悪なのかもしれません。

しかし、その周囲に発生した巨大な利害関係を無視して話を進めるのは、

とても危険だという事なのでしょう。

 

勿論、だからといって「特定の人種が全員悪だと決めつける事はできませんし、

その逆もまた然りです。

 

 

 

話を戻しましょう。

今回、差別を受けているのはアジア人です。

 

こういう言い草は大変失礼なのですが、

最初、差別を受けているのは比較的押しの強い中国系の人たちなのかなあ、

と私は思いました。

 

つい数週間前、観光に来ている白人、韓国人、中国人と思しき人たちを見たのですが、

この中でダントツにマナーが悪かったのが、やっぱり中国人だったのです。

 

韓国の方は、「最近、自分たちが日本であまり良く思われてない風潮がある」事を

自覚しているのか、マナーはとても良かったです。

 

 

 

しかし、ニュースのビデオを見ていると、如何にも押しの強そうな中国系ではない

アジア人が差別されていましたので、おや?と思ったのです。

 

そして、改めて考えてみたのですが、この差別をする人たちというのは、

差別とcovid19に関する知識が圧倒的に足りてないんじゃないでしょうか?

 

仮に、地球上から全てのアジア人がいなくなっても、

covid19はなくなりません。

 

それは何を意味するかというと、現実を受け入れる事ができず、

安易で早急な解決を強く望んでいる、という事ではないでしょうか?

 

どの国もcovid19に関する対策は立案してますから、

スマホなどを利用して、国や関係機関のHPを閲覧し、

どういう対応を取ればいいのかは、そこに載っています。

 

知識が足りない、という事は、国や関係機関のHPを見ていない、

という事なのでしょうか?

それとも、もっと別な問題なのでしょうか。

ワクチンや薬剤開発のための研究というのならいざ知らず、

どこの国でcovid19が発生した、というのを気にするのは、

もう今更、何の意味もないと私は思うのです。

 

 

 

しかしだからと言って、アジア人差別で感情的になっている人に対して、

「どうか、落ち着いてください」と呼び掛けても、

彼らは多分冷静にはなれないでしょう。

 

これもまた、すごく変な例えなのですが、

小学生に中学数学の「方程式や確率」を解説しても、

彼らはそれを理解する事ができないでしょう。

 

小学生が中学数学を理解するには、時間と学習、

そして数学への興味が必要だからです。

 

「落ち着く」事で、自分の抱えている問題が徐々に解決に向かう、

その経験がない人たちに、「落ち着け」と言っても難しいのです。

 

 

 

だからといって、差別をしょうがない、というつもりはありません。

 

感情的になって差別をしてしまう人に最も有効な方法は、

頭から冷水をぶっかけられるような体験をさせる事です。

 

例えば、これは私の話なのですが、訪問先の利用者さんが男性だった場合、

セクハラというのは、割とよくあります。

 

「手、繋いでよー」とか「愛人にしたろうか?」程度の発言ならば、

適当にスルーしますが、あまりにもそのような発言が多い場合、

私は良くこう切り返します。

 

「それ、セクハラ発言ですよね?今までの発言も、全部記録に残してますよ。

他の看護師さんや上司は勿論、主治医の先生にも全部報告として挙がってるので、

注意してくださいね。」

 

大抵、みんなこれで静かになります。

 

日本と海外では国民性も文化も違うので、

抑えられて弱いポイントというのは人それぞれでしょうが、

個人的に、日本人はこういうちょっと頭を使った切り返し方が、

性に合っているように感じますね。

 

 

 

自分たちの特性を生かして、相手を負傷させずに、

それぞれの身の守り方を身に付けられるといいですね。