ここ数日の間、キロンについて色々と考えていました。
西洋占星術においては、トラウマとか心の傷を表すものだ、
といわれている星です。
キロンという星は、当初、小惑星として発見されましたが、
研究を続ける内に、彗星としてのいくつかの特徴を持つ事が判明しました。
それでは、キロンは彗星なのか?と聞かれると、
私が調べた範囲では、いまいち良く分からなかったのですが、
どうやら、過去には彗星として活動していた時期があったようです。
キロンは、軌道が非常に不安定であり、土星と天王星の間の軌道を巡ります。
キロンは、この2つの天体の引力に強い影響を受けているとするならば、
社会性と改革に強い影響を受ける「心の傷」とは一体何でしょうか?
土星を定着、天王星を変化という言葉に置き換えて考えてみると、
この間をつなぐものは、一体なんでしょうか?
例えば、水が氷や蒸気に変わる時、
そこでは熱を奪われたり、与えられたり、という変化が起きています。
定着(固体化)するためには、熱を奪われ、
変化(気体化)するためには、熱を与えられます。
これに当てはめて考えますと、キロンは、
土星の引力の影響を強く受けると、定着するための熱エネルギーとなり、
天王星の引力の影響を強く受けると、変化するための熱エネルギーとなります。
そのように考えると、このキロンという星がどういう事を表すのか、
より明確にそのイメージをつかむ事ができるかもしれません。