蟹座の事が気になったので、蟹の生態とはどういう物なんだろうか?
と思い、少し調べてみました。
そうしましたら、蟹という生き物は、
一生の内に、10回前後も脱皮を繰り返すそうです。
蟹座の事を考えるきっかけになったのは、氷川きよし氏です。
私自身は、氷川氏のファンでもなければ、アンチでもないので、
どのようなスタンスで活動されようとも、
基本的には、フラットな印象しかありません。
私自身の氷川氏への印象は、変化される前から、一貫して同じです。
ただ、外野から見ると、あまりにも変化が急激なように感じられたため、
それに対する大きな違和感は感じていました。
少し考えてみて、私が氷川氏に感じた違和感は、
単純に、男性に生まれながら、化粧をしたり、
女性的なファッションで着飾るのが「好き」というのではなく、
女性的な自分という、「社会的な仮面」を付けて生きていきたい、
そしてそれを、ポジティブなものとして、自分自身の中に落とし込んでいきたい、
という印象を受けたので、自分自身と徹底して対話するのではなく、
外野に向かってアピールするのは変だなあ、
と感じていたからではなかろうか、と思うのです。
また、「本当の自分」とは何か、を突き詰めたいなら、
他人と自分の考える「本当の自分」との相違点を観察・考慮し、
その上でアピールしていく必要性があるのではないか、と感じました。
さて、蟹座に話を戻しましょう。
氷川氏のホロスコープを見てみると、火星と木星が蟹座にありました。
そこから、何となく蟹座の事が気になり、色々と調べてみたのです。
蟹座というと、癌だったり、保守的だったり、情緒的だったり、
という単語を良く目にしますが、この脱皮という言葉は、
私に、蟹座への違う視点を提供してくれました。
蟹は、内臓まで脱皮し、脱皮すると体が大きくなる事は勿論、
壊れていた甲羅や足を修復できます。
とても長い時間をかけるため、時に力尽き、外敵に襲われたりと、
大変なリスクや危険を伴いながらも、この凄まじい自己治癒能力と、
成長への貪欲さは、今まで、私が持っていた蟹のイメージからは、
程遠いものでした。
ここから、蟹座という星座を、
もっと良く考え直す必要性があるのではないか?と、感じたのです。
蟹座の変化・変容というものは、天王星やキロンのそれとは違い、
長い時間をかけ、じっくり自分の納得のいくまで、
というタイプのものなのかもしれません。
世間一般では、蟹座は家庭的で、愛情深い、と言われているようですが、
案外、そんなに単純なものではないのかもしれません。