なんでもよし。

最早、何でも良い。

陰と陽が重なると、生物になる。

7月に入ってから、気温や湿度の変化に体がついていかないのか、

疲れやすくなりました。

 

特に辛いのが、通勤時の地下鉄で、

「本当に節電する気ありますか?」と聞きたくなる程寒いです。

 

最早、薄手のガーディガンでは事足りず、長めのコートくらいは

いるのでは…と密かに思ったりしますが、

そうすると、自宅から駅、駅から職場までの道のりで、

滝のように汗をかく事になり、その汗が体や内臓を冷やす結果となってしまいます。

 

施設でも、この気温や湿度の急激な変化についていけず、

体調不良になったり、夏を乗り越えずに終えてしまう方もおられます。

 

空調の効いた施設内で、日がな一日生活されていても、

やはり体は正直なのかな、と思ってしまいました。

 

 

さて、長い間、西洋占星術の方をメインにやってきましたが、

ここに来て、算命学の方も今一度見直し、両者を比較・検討した上で、

自分がもっと使いやすいように、カスタマイズしていく必要性がありそうだ、

と感じました。

 

以前、このブログで、陰占と陽占がかけ合わさると、

重力が生じるのでは、というような事を書きました。

(面倒なので、リンクは貼りません)

 

その陰陽について、色々調べてみると、

中国思想では、宇宙の根源である「太極」から、

「陰」と「陽」が生じる、とあります。

 

それを読んだ時に、私は、何だか受精卵の細胞分裂みたいだ、と思いました。

 

「太極」とは何か?という事も調べてみると、

陰陽=動いたり、合したり(離れたり、寄り添ったり)する状態

無極=陰陽未分の静的状態、又は左右対称の状態

太極=陰陽が分かれた動的状態、又は左右非対称な状態

陰陽が分かれ、動き始めると、無極から太極が現れる

という事らしいです。

 

ここで重要なのは、無極(静)から太極(動)が生まれる(分離する)のではなく、

「現れる」という事です。

 

つまり、隠れていたものが出て来る、という考え方です。

 

それでは、「受精卵」という存在は、母親或いは父親という存在から、

完全に切り離された、孤立無援な存在か?という問いを呈した時に、

それは、やっぱり間違っている、と言えるのではないでしょうか。

 

この受精卵は、母方の家系の血と父方の家系の血を掛け合わせた、

膨大な組み合わせの内のひとつが、結果として現れたものです。

 

その背後には、現れたかもしれない、

違う組み合わせの受精卵が幾重にも存在します。

 

陰占を肉体、陽占を魂、として見た時に、

それが何を表すのか、といえば、生物になります。

 

肉体や魂を持つのは、「人間」と限定されたものではありませんから、

生きとし生けるもの全てが、陰占と陽占を持つ、と考えるのが妥当です。

 

それでは、その陰陽が、何故人の運勢を占ったりするものに特化したのか、

それはまた今度、ぼちぼち考えていきたいと思います。