なんでもよし。

最早、何でも良い。

リラックスしていては、駄目な時。

現在、4つの施設を日替わりで巡回しているのですが、

(最近一つ増えて、4つになりました)

その内の一つの人間関係が、恐ろしいまでに複雑化しています。

 

そこは去年の秋頃に、それまで不在だった管理者を置いたのですが、

何というか、その人物が、私から見て、

「何でよりによって、こんな人を連れて来たのか?」という感じの人でした。

 

この管理者を連れて来たのは、例によって、仕事への意欲ではなく、

黙って自分に迎合するかどうかで人を選ぶ、あのマネージャーです。

 

dragon-cosmos.hatenablog.com

 

 

 

私は、この管理者の第一印象が、あまり良くありませんでした。

 

自分の言う事を聞いてくれそうな、

或いは甘やかしてくれそうな人に対する態度が、

あからさまに違ったからです。

 

ですので、私は、この管理者とは、必要以上に喋らないでおこう…

と、かなり早い段階で決めていました。

 

そうして、距離感を保ったまま2ヵ月過ぎたあたりから、

それまで平和だったこの施設の人間関係が、明らかに変化していきました。

 

ベテランの介護スタッフが連続して辞めていき、

代わりに、愛想は良いけど、仕事ができない、

やる気もないという面子が、事務所に集中して集まったのです。

 

まあ、要するにですね、ここの管理者も、

基本的には、黙って座っていても、皆がペコペコニコニコしてくれて、

指示を出したり、責任を取ったりしなくても、

皆が自分に都合の良いように働いてくれる、と勘違いしているタイプです。

 

その上、私以外の派遣の看護師2名が、手を出してはいけない仕事まで、

手伝い、施設スタッフがサボって遊んでいる、

という事態が起こっている事を、最近把握しました。

 

施設側と派遣された末端の看護師との間で、

上司に断りなく、契約外の仕事を請け負うという事案は、

よその3つの施設でも、時々ある事で、そのせいで、

度々、施設と揉めています。

 

ですので、派遣看護師の管理者は、契約外の仕事を依頼された時は断る、

どうしても断り切れない難しい場合は、必ず上司に一報入れる事を、

口を酸っぱくして、注意しています。

 

しかし、事務所に集まった人たちは、

仕事したくない、責任取りたくない、チヤホヤされたい、

と三拍子揃った人たちなので、自分たちから、

看護師に対して、契約外の仕事を手伝ってもらうよう交渉したり、

依頼したりはしてきません。

 

そんな事をしたら、どんな責任問題が発生するか分からないので、

看護師の方が、何も言わなくても、勝手に手伝ってくれる、

という、非常に都合のよい期待をしています。

 

ですから、私の様に、距離感があり、

契約外の仕事にまであまり手を出さない看護師は、

非常に腹の立つ存在のようで、度々、パワハラめいた圧力を感じます。

(といっても、私も全く手を貸さないわけではなく、

ちょっとした見守りや相談・雑用などは受け付けています)

 

 

 

そういう具合ですから、ここの施設に仕事に行くと、

無意味にヘトヘトに疲れます。

 

それにしても、この疲れ方はちょっと普通じゃないな、

どうしてだろう?と考えた結果、流れに逆らうから疲れるんじゃないか?

と、思い当たりました。

 

それでは、流れに逆らわない、とはどういう事だろうか?と考えてみて、

それは、こういう緊張状態の高い仕事場に行くのであれば、

自分もまた、それに相応しい心構えを作らないといけない、

という事なのではなか、と思いつきました。

 

では、何を変えたら良いだろう?と思い、

良く考えたら、仕事に行くときのインナーや下着は、

ユニクロの非常に快適な、リラックスするようなものを

身に付けている事に気付きました。

 

ユニクロのインナーや下着はとても優秀で、体が非常に楽なのですが、

こういう下着を付けて、緊張度の高い場所に赴くのは、

基本的に流れに逆らう行動になるのでは?と、感じたのです。

 

そこで、試しにワコールのサルートブランドの下着を着て、

この難儀な仕事場に行ってみました。

 

ワコールのサルートブランドは(パブリック東京もそうですが)、

私にとっては、凄く高い衣類です。

 

ですので、ものすごく気に入ったデザイン以外の物は、

基本買わないように決めています。

 

あまりたくさん持っていないし、品質はとても高いのですが、

ユニクロ程、機能性に特化していないので、

着るには、それなりの気持ちがないと、なかなかしんどい下着です。

 

案の定、昼過ぎ頃から、少し辛くなったりしてきたのですが、

不思議と、「こんなに良い下着を身に付けているのだから、

これに恥ずかしくないような自分でいなければならない」という気持ちが、

沸々と湧いてきて、色々な圧迫を受けながらも、

他の看護師がルール違反の仕事をしている事を上司に報告し、

自分のやるべき事を淡々とこなす事ができました。

 

しかも、不思議な事に、仕事が終わった時の疲労感は、

いつもの1/3程度に抑えられていました。

 

本当に、全然疲れなかったのです。

 

 

 

昨今は、機能性や体を締め付けない衣類の受容性が高まっていますし、

ユニクロは、リラックスしたり体を緩めたりするには、

本当に良い衣料品メーカーだと思いますが、

ワコールのサルートブランドのように、買ったり着たりするには、

ちょっと勇気がいるような衣類も、必要なんだろうな、と感じた一件でした。