なんでもよし。

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二重の劣等感

こんにちは、Space-radです。

 

ずっとつらつらと書き連ねてきた60代看護師とのお話ですが、

先日友人にこの看護師さんのことを相談したら、

実は看護師としての知識や経験云々以前の話だったことが判明しました。

 

今回が最後となります。

 

 

まずは、今まで登場した人達のスペックを紹介します。

 

・60代看護師(以下60さんと略)

元ケアマネジャー(恐らく在宅専門)。ケアマネができたての頃に資格を取っている。

2000年の介護保険制度施行以前に取ったので、「誰でも簡単にケアマネになれた」と

本人談(実際の事は、私は分かりません)。介護士や看護助手としての経験はなし。

50代後半に准看護師免許取得、正看護師の免許も取ろうとするが、家族に止められる。

精神科病棟に就職(慢性期)するが、潰れる。

その後、現在の施設へ転職。

若干ADHDの気がある(順序だてて物事を考えられない、1つの事に集中できない、

じっとしていられない、約束や締め切りを忘れる、できないと途中で投げ出す、

意味の分からない事ですごく感情的になる、など)。

 

・60さんと同年代の専門職(以下ケアマネさん)

現在の施設でのケアマネ。2000年の介護保険制度施行以後にケアマネの免許を取得。

ケアマネ以前は介護士として仕事をしておられた。

話が長くなったり、あちこちに飛んだりするが、精神的にとても安定している。

約束や締め切りは必ず守り、家族とも蜜に連絡を取り合っている。

 

・私

アラサーで看護助手になる。

その後、准看護学校を受験し、働きながら准看護師免許取得。

更に、准看護師として働きながら、正看護学校に通い、看護師免許取得。

10年弱、終末期や回復期、整形外科の病棟で働き、体を壊して、

夜勤のない施設へ転職。

 

 

友達に60さんのことを相談して、最初に指摘されたのは、

60さんはケアマネとしても、看護師としても、

臨床経験がない状態からスタートしている、ということでした。

 

そして何より、私とケアマネさんが何か話し合っていると、

それも気に喰わない様子が見て取れました。

 

ケアマネさんの話と、60さんの話を聞き比べると、明らかに大きな違いがあります。

 

それは、ケアマネさんが利用者ができるだけ安楽なように、

施設でできることはしてあげようというのに対し、

60さんは何かあるとすぐに病院送りにしてしまう事。

 

もうひつは、家族への姿勢です。

 

60さんは長くケアマネをやっていた割には、施設や在宅における家族の

立ち位置を理解できていません。

もう少し、強い書き方をすると、家族への配慮がほぼありません。

 

 

私は初め、60さんはケアマネとして長く仕事をしてきた、と聞いたので、

60さんのことは信頼していました。

 

ケアマネとしての基盤があるなら、看護師としての視点が不十分でも、

協力してやっていけば、きっとよいケアを提供できるはずだ、と信じていたのです。

 

しかし、それはやがて大きな失望に変わり、

今では私が60さんをとても買いかぶっていたのだと痛感しています。

 

60さんは話を大きくしすぎる傾向のある人で、それを見破れなかったことと、

60さんの「ケアマネとしての中身」を見抜くことができなかったため、

私が大きなストレスを抱えることとなってしまいました。

 

 

しかし、それももう終わりです。

60さんは今月一杯で辞めるのです。

そして私は、施設長に相談し、

60さんと勤務が被る日は欠勤させてもらうことになりました。

 

 

 

以前、精神科勤務の看護師さんから聞いたことがあるのです。

発達障害をこじらせて、何らかの精神疾患を発症するパターンがあると。

 

60さんがどうかは分かりませんが、この人の私への発言を究極的にまとめると

こんな感じです。

 

「あなたに依存したい」

「私を常にほめて」

「言葉にできなくても全部察して理解して」

(あれ?これ、キラスピ起業女子の思考に似てませんか…?)

 

 

無理ですね、私は逃げる事にしました。

依存されるのは、まっぴらです。