こんにちは、Space-radです。
英国で新型コロナのワクチン接種が急がれているようですが、
個人的にはワクチン接種よりも
他にもっとやるべきことがあるのではないか？と思っています。
そもそも、新型コロナのワクチン開発は変異種が現れる前から、
各国で行っていました。
ということは、今現在開発されたワクチンは、新型コロナの特性を考慮していない、
ということになります。
そんなワクチンを接種した所で、変異した新型コロナの感染までを
本当に抑えられるんでしょうか？
逆にワクチンに大きく期待・依存することで、
せっかく英国内で広がり始めた公衆衛生や清潔の習慣が
全部吹っ飛んでしまいませんか？
手洗いやマスク着用をしない人がまた増えて、もっと感染拡大しませんか？
ワクチンは、発病率と重症化の確率を下げるものなので、
過剰に期待するのはちょっと危ういんじゃないかと思います。
おまけに、ウイルスはすごい勢いで進化していく生物なので、
ワクチン開発には終わりがありません。
そうなると、一番重要なのは「自己防衛」ということになります。
「免疫力を高めて、自然治癒力を高める」それこそナイチンゲールが
かつて英国政府に力説していたことではないんでしょうかね？
英国でここまで新型コロナによる死者数が増加してしまった要因は、
結局の所、「公衆衛生」の概念が英国国民全体に広がってない、の一点に
帰結するのではないかと思います。
在英日本人の方のブログを見ていても、現地の人々に対して、
「そのタイミングでシャワー浴びないのか…」「食事前なのに手洗いしないの？」
とちょっと驚くことがあります。
「英国」と一言でいっても、ロンドンのような大都市に住まわれている方もいれば、
日本人の耳には馴染みの薄い地域に住まわれている方もいるので、
当然、地域差もあるでしょうし、
「清潔」に対して多少気を遣われる傾向のある英国人もいれば、
そうでない人もいるでしょう。
ですが、私がブログや色んなニュース記事を見て回った結果、
英国国民の公衆衛生や清潔に対する概念は、あまり高いとは言い難いようです。
では、どうして英国人は公衆衛生や清潔への関心が低いのでしょうか？
個人的に感じたことなのですが、英国という国は非常に伝統を重んじる国として
知られています。
伝統があるというのは、要するに古いということです。
古いというのは長く使ってきたがゆえに、傷がついたり汚れたりします。
結論をごく日本風な言い回しで表現しますと、
「汚いは正義」が英国流なのではないか…という気がします。
後は、自分の領域（自宅）以外を清潔にする、
ということの有用性を認知・理解できてないことも大きいでしょう。
英国人の全てが街中でぽい捨てをするわけではないでしょうが、
こような行動は、結局「汚れ仕事は誰かにさせればよい」という英国人の
根っから染みついた性癖の表れではないでしょうか？
人間は誰しも、よい出来事はよりよく受け止めたいし、
都合の悪い出来事は前向きに取らえることで、そんなに悪い出来事でもなかった、
と考えたがるものです。
英米の両大統領は、初めマスク着用を大変バカにしておられましたが、
結局、自分が変わるかどうかは自分で決めることです。
誰かが代わりにそれを変えることはできません。
自分で自分の道を選択したいのであれば、他人の選択に対しても
あれやこれやと嘴を挟まないのが賢明でしょう。
