看護学校在籍時、時々見聞きしていた生徒のタイプに、
座学(ペーパーテストや学内実習)はめちゃくちゃ成績優秀だけど、
病院での実習(実技)になると、てんでダメ、
という人がいます。(その逆もいます)
実際に就職をして働きだすと、頭角を現すのは、座学がイマイチでも、
実習がピカイチという人です。
以前、占いで商売を始め、タロットや占星学の事など、
非常に熱心に勉強している方がいました。
その人は、私の水星が乙女座である事や双子座が多い事を知ると、
「ネット環境に物凄く強い人!」という主観全開で話しかけてきました。
現実は、その逆で、私はネット周りの事は、あまり良く分かりません。
看護業界でも似たような事が起こるのですが、
一番医療ミスを犯すリスクが高いのは、中堅看護師です。
新人は、自分が慣れていない、理解できていない事も多い、
という事を良く自覚しているので、非常に慎重に業務に当たりますし、
少しでも自信がなければ、必ず確認や報告をします。
ベテラン勢は、業務の慣れや過信がミスに繋がる事を心得ています。
私個人の雑感なのですが、占い師さんも、これに当てはまるのではないか、
というような気がしました。
看護計画を立てる(ホロスコープの作成)に当たって、
患者さんの身体状態が、良くなるにせよ、悪くなるにせよ、
それに伴って計画はどんどん変化していきます。
しかし、その計画が実際の患者さんに合ったものでないと、
その計画は使い物になりません。
占いの場合はどうなんでしょうか?
占いは統計だ、とか、ナントカ星はこうで、とか、
色々と熱心に語っている人はいますが、
実際に目の前に来たクライアントに、
程よい距離感を保ちながら、興味持ってる人ってどのくらいいるんでしょうか?
病院では、接遇なんかも結構やかましく言われますが、
占いやスピリチュアルで稼いでいる方には、そういう概念があまりないのかなー、
と感じる事が多々あります。
接遇やカウンセリングって、相手に親身になりつつも、
ドライに距離感保ってないと、ちょっとしんどい所があると思うのですが。