3回目のコロナワクチンを打ってきました。
1、2回目は、何ともなかったのですが、3回目は、
首や肩の痛みで眠れなかったり、熱が出たり、倦怠感が凄かったりと、
副作用にかなり悩まされました。
4回目のワクチンは、100%国産のワクチンをお願いしたいものです。
もう15年以上前の話になりますが、知人が、突然占い師になる、
と言い出しました。
この人は、接客以外のアルバイト経験しかなく、
普段から「あまり人が好きではない」と言っていたので、
「もうちょっと、社会組織的な仕事を見つけて、
人に慣れてから、占い師を志しても、遅くはないのでは?」
という様な事を、やんわり言った覚えがあります。
しかし、知人は、占い師は自分の天職であり適職なので、
絶対にこれをやる、と言って聞きませんでした。
本人の意志は固く、私はこの人の身内でもないので、
それ以上何も言いませんでした。
そして、知人は占い師になりました。
この人は、自分がしている占いの種類や、
自分の芸名(?)を教えてくれなかったので、
どういう活動をしているのか、全く分かりませんでしたが、
特に困っている風もなく、お客さんも付いたようなので、
私も何も言いませんでした。
この知人は、人見知りが強く、
非常に恥ずかしがり屋な性格をしていましたが、
占いで仕事をするようになってから、段々偉そうというか、
妙に上から目線で物を言うようになりました。
そんな具合なので、周囲の友人は自然と離れていき、
いつしか、私もこの人と連絡を取らなくなりました。
ある時、この知人の占いの芸名を知り、検索してみたら、
この人のブログが出てきました。
更新は、1年半程前で止まっていましたが、
まあ、とにかく、ネガティブな言葉ばかりがつらつらと綴られています。
「やる気がない、人が嫌い、星も嫌い」
そして、やる気がない事を、ホロスコープ上での、
トランジット(?)がどうだ、とか、そんな事を書いていました。
半年程遡って調べてみると、知人はその間ずっとやる気がなく、
それをナントカ星とナントカ星がコンジャンクションだから、とか、
ナントカ座にナントカ星が入ったから、とか、
そんな事ばかりを、延々と繰り返しているのです。
まず、仕事用で使っている芸名で、
そんなネガティブな事をSNS上で垂れ流すのは、
プロとして、いかがなものか?とか、突っ込みどころは色々あるのですが、
今回、私が書きたいのは、そのような事ではなく、
やる気が出ないので、ホロスコープを調べてみた、
そうすると、トランジットだった、しょうがない、で終わるのではなく、
「なぜ、自分は、やる気が出ない事とホロスコープ上での出来事を、
関連性を持たせて考えてしまったのだろう?」
と、どうして自分で自分に突っ込んで聞かないのですか?
という事です。
どの分野でもそうですが、情報や知識が多くても、
それを分類・整理して、分析する能力がなければ、
ただ、マニアックな情報や知識を一杯持っているだけの人、です。
それらの情報や知識を、実際に現実で使いこなすには、
自分にとって必要な情報・知識を収集・分別・断捨離し、
自分で選んで、自分の中で残った、情報や知識の羅列を、
自分はどう考えるのか?、感じるのか?、思うのか?という分析をして、
自分なりの答えを見つけなければ、何の意味もない、という事です。
しかし、残念ながら、一部の占い師さんは、この知人と同じ轍を踏んでいる人も、
多数、存在するようです。
人の相談に乗る、という事は、人間の汚い部分や醜い部分に触れる、
という事です。
これは、何も占い師という職業に限った事ではありませんが、
人をケアする仕事をするのならば、自分自身の汚い部分、醜い部分も、
きちんと見ておかなければ、他人に向き合った時に、
それが鏡のように反射して、
自分の汚い・醜い部分を映し出されるような現象が起き、
そこに耐えきれず、自分自身も病んでいきます。
実際、医療・介護現場でも精神を病んでいく職員さんは多いです。
「ホロスコープがこうだった」
だから、自分はそれをどう受け止めるのか?
なぜ、それが心に響くのか?
隠している本音は、どこにあるのか?
それを見ようとしない限り、占いなんて、
単なる情報の羅列に過ぎないのではないでしょうか?