なんでもよし。

最早、何でも良い。

祖国の形をした男の顔って何?

こんにちは、Space-radです。

 

今回は西洋占星術の話題に戻ります。

 

牡羊座3度のサビアンシンボルを調べたら、

「彼の祖国の形をした、男の横顔の浮彫」でした。

 

失礼ながら、私は一瞬、「え???何語?」と思ってしまいました。

 

 

 

英語の原文は、

The cameo profile of a man in the outline of his country.

です。

 

英文を見ると、確かに、「彼の祖国の形をした、男の横顔の浮彫」

なんですよ。

 

でも、牡羊座3度のシンボルが、「彼の祖国の形をした、男の横顔の浮彫」とは、

あまりにも意味不明すぎやしませんか?

 

そもそも、シンボルというのは、ぱっと一目見て、

それが何を表しているのか、すぐにイメージできるものでないと、

意味がないと思うのです。

 

例えば、三つ葉葵の家紋なら徳川家、四割菱の家紋なら武田家、

という具合に、ぱっと見て家柄までは分からなくても、

それが武家の家紋である事は、何となく分かると思うのです。

 

シンボルというのは、日本でいえば屋号や家紋のようなものだと思いますので、

それを日本語にした時、原文に忠実である、という事よりも、

何をイメージして作られたのか?を重視した方が、

よっぽど効率がよいように思うのですが、実際はどうなんでしょうか?

 

教科書というか、先人を尊ぶ事も、非常に大事だと思うのですが、

時にはそれを疑ってみる、という冒険をしないと、

独自の世界観を構築するのは、なかなか難しいんじゃないんでしょうか。

 

 

 

 

という事で、改めてこの「彼の祖国の形をした、男の横顔の浮彫」

について調べ直してみたところ、「国の歴史書に記された、陰の立役者」と

した方が、自分的にはしっくりくるのです。

 

この英文のややこしい所は、名詞を「of」や「in」などの前置詞で、

べたべたくっつけているから、結局何が言いたいのか良く分からん、

という状況になっているように感じました。

 

しかし、カメオは英文では「The cameo profile」と、

ひとかたまりの単語になっているので、

この塊は、何か熟語のような意味があると思いました。

 

「花鳥風月」を「花」「鳥」「風」「月」と

一語一語バラバラにするとあまり意味はないですが、

四字全てが連なると、その文字に特定のイメージが想起されます。

 

多分、「the cameo profile」も、その類ではないかと推測しました。

 

そこで、もう一度よく調べ直してみると、

「cameo roll」という単語が出てきました。

 

「cameo roll」は名脇役という意味がありますので、

装飾品、彫刻品としてのカメオよりも、

演劇や芝居の方のカメオを指すのではないでしょうか。

 

いわゆる「カメオ出演」の方の「カメオ」です。

(日本語でいう所の、友情出演というやつでしょうか)

 

では、どういう演劇の脇役だったのか?というと、

「彼の祖国の略歴」ですから、

「歴史の人物評に記されている、名脇役」と捉えた方が分かり易いです。

 

サビアン3度の度数は、「生産性」というキーワードを含むので、

それも併せて考えると、個人的には

「国の歴史書に記された、陰の立役者」とした方がよさそうです。