なんでもよし。

最早、何でも良い。

サソリ座の毒は、薬にもなる。

訪問している施設の内のひとつで、コロナの陽性者が複数人出ました。

 

今までなら、激しい症状がなくても、

入院させてくれる病院があったのですが、このようなご時世なので、

入院は、余程の症状がなければできない状態になっています。

 

個人的には、施設でできるだけの事をして、その後どうするかは、

施設側と医師、ご家族との話し合いで決められたら良いと思っています。

(まあ、殆どは、「看取り」という言葉にパニックになる介護士さんや、

施設看護師さんが圧倒的に多いですが…)

 

 

 

コロナが出た施設で仕事をする時は、防護服を着こんでいます。

 

 

頭はそこまでではないですが、このガウンは、通気しないつくりになっているので、

大変暑いです。(レインコートのようなものです)

 

加えて、施設内にはエレベーターが一基しかないので、

4~5階くらいまでの昇りは、大抵外付けの階段で、

下りは、最上階(10階)からでも、100%階段です。

 

ですので、このガウンを着てあちこち移動すると、

汗だくになり、昼休憩には大量の水を飲んでいます。

 

水は1日2Lは飲むように、と

通っている整体の先生から、指示を頂いているのですが、

最近は、どうやら3L以上飲んでいるようで、

仕事量は大した事ないのに、強い倦怠感を感じるようになり、

スポーツドリンクを水で割ったものを飲むようにしましたら、

すぐに回復しました。

 

水の飲みすぎで、血中のイオン濃度のバランスが崩れたようです。

 

水は、生物が生きていくためには、最も必要不可欠な物質ですが、

たとえ水でも、飲みすぎると返って体の毒になります。

 

 

 

前置きが長くなってしまいました。

 

今回は、サソリの毒について書いていこうと思います。

 

調べてみると、サソリは、乾燥した砂漠を特に好んで生息しているわけではなく、

森林や高山地帯にも生息し、割と色んな所にいるようです。

 

また、一般にイメージされている、致死にいたるような猛毒をもったサソリは、

種類が非常に少なく、殆どのサソリの毒は、捕獲した獲物を食べるために、

動きを麻痺させる事を目的としています。

 

ですので、外敵から身を守る程度であれば、毒は注入せずに、

針で刺して、痛い思いをさせるだけに留めているようです。

 

 

 

注入した毒があまりにも強いと、獲物を食べたサソリ自身にも毒が回ります。

 

そうならないように、毒は適度に調整されなければなりません。

 

毒を喰らわば皿まで、ということわざがありますが、

これは全くサソリ座には相応しくない言葉です。

 

皿まで喰らうサソリ、というのは、いわば自身の毒で、

自家中毒を起こしているような状態ですので、

サソリは絶対に皿まで喰らってはいけません。

 

皿を喰らわないようにするためには、

いつ、だれに、どんな風に、どの位の強さの毒を注入するか?

(或いはしないか?)を、絶えず考え、分析する必要性があります。

 

そのためには、五感を大きく超えた所にまで精神を飛躍させ、

同時に肉体感覚をぎりぎりにまで研ぎ澄ませないと、

自分が対峙しているものの本質を見極める事ができません。

 

これは、大変難しい事です。

 

肉体感覚を強く残したまま、

思考だけは高い視点で俯瞰しなければならないのですから。

 

ですから、サソリ座を使えるようになれば、

自分の中の毒を上手に調合して、他人を助けるための薬にする事も可能です。

 

これは、サソリ座の支配星の冥王星にもいえる事で、

使いどころとその強さを、自在にコントロールする事ができれば、

本当に素晴らしい薬を調合する事も、可能になる筈です。