なんでもよし。

最早、何でも良い。

蟹の脱皮から考える、蟹座が示す変容。

昨日に引き続き、また蟹座の話をしていこうと思います。

 

dragon-cosmos.hatenablog.com

 

蟹を代表する節足動物に限らず、蝶や蜘蛛などの昆虫類も、

内臓から脱皮をするそうです。

 

 

 

ところが、この「内臓」というのが、どうやら食道・胃・腸の

内側の事を指すようです。

 

食道・胃・腸の主な働きは、口腔内で細かくした食べ物を、

蠕動運動によって、胃に運び、胃酸によって殺菌したり、温度調整をし、

小腸で栄養を吸収して、大腸で水分のほとんどを吸収します。

 

そして、吸収された栄養は、血流によって、脳や細胞に運ばれ、

エネルギー源となったり、皮膚や骨、髪の新陳代謝に使われます。

 

小さい子どもが食事をするのは、成長する事と同義であり、

成人した大人が食事をするのは、身体機能の維持と

消費したエネルギーやミネラル・ビタミン補給を意味しますが、

高齢者が食事をしても、消化管も老化するので、栄養の吸収率は下がり、

身体機能の維持やミネラル・ビタミンの補給が上手くできません。

 

その、消化吸収を司る、食道・胃・腸の内部が全部入れ替わるのですから、

脱皮をする生き物の老化スピードは、必然的に遅くなります。

 

ただし、一回の脱皮に対するリスクは恐ろしく高いため、

脱皮の度毎に、死に直面する事となります。

 

これが、何を意味するのかと考えてみた所、

蟹座的変化・変容は、外面的変化よりも、

むしろ内面の変化を強く希求するものであり、

その変化の度毎に、精神或いは心、

もっといえばその人の持つ魂を損なう危険性を、

常に内包している、といえるのではないでしょうか。

 

さて、ここまで書いてくると、蟹座というより、

むしろ蠍座的性質を帯びてきました。

 

蟹座と蠍座で分けて考えている、という事は、

お互いは似て非なるもの、という事を意味しますので、

今後は、蟹座だけではなく、

蠍座の事も併せて考察していく必要性がありそうです。