近頃、ネット上で「最近の若者」は、ギターソロを飛ばして聴く、
という議論(?)が為されているようですが、
この「最近の若者」とは、全世界の傾向の事を言っているのか、
それとも、日本国内に限定した話なのか、
はたまた、ツイートをした人の周囲での話なのか、
何とも、曖昧な話だなあ、と感じました。
私自身は、特にロックファンでもないし、「最近の若者」でもありませんが、
なぜ、こうも「ギターソロ」に拘るのか、その心情は良く分かりません。
また、一定の層の間で、ギターソロに物凄く拘る人、
というのも、昔から存在しています。
シンプルに大勢の大衆が「良い」と思えば、「当たる」だろうし、
そうでなければ「当たらない」のではないでしょうか。
時々、「商業」目的のための創作は良くない、という意見を見ますが、
これは、何も音楽に限った事ではなく、芸術・文学関連で、
度々言われている事です。
その辺りの細かな話は、太宰治の「清貧譚」にも書かれています。
最近になって、しみじみ思ったのですが、
音楽を聴く目的やその好みは、本当に人によって全然違います。
そもそも、音楽というものに、あまり関心を持たない人もいますし、
それはそれで、個人の自由です。
逆にいえば、ギターソロに拘るのも個人の自由で、
もの凄くドライな事をいえば、
「ロックファン意外にも響くギターソロとは何か?」という哲学を、
個々人で追求していけばいいのではないでしょうか?
ギターの音が大好きな人もいれば、
あまり好まない人もいますし、
あってもなくてもどちらでも良いという人、
音楽にあまり興味がない人、
色んな人がいて、それでいいんじゃないでしょうか?