なんでもよし。

最早、何でも良い。

権力はあっても、徳がない。

今月も、何故か連休をもらったので、一泊旅行してきました。

 

京都辺りに泊まりたかったのですが、行きたい所は宿が取れなかったため、

結局、また高野山に行ってきました。

 

今回は、若干心霊というか、オカルト寄りの話になりますので、

見たい方は見ていってください。

(でも、私の場合、ちっとも怖い感じにはならないんですけどね)

 

 

 

今回、泊まった宿坊は、大変有名な所だったらしく、

予約した後に、ネットを見ていると、

10年程前に、後継ぎ問題で揉めて、乗っ取りがどうとか、

非常に物騒な記事を何件か読みました。

 

ちょっと心配になったのですが、行ってみなければ分からない、

と思い、とりあえず何も考えずに行ってきました。

 

オフシーズンのためか、観光客は10月に来た時よりもぐっと減っており、

開いていない土産屋や食べ物屋さんもちらほらありました。

 

実際にチェックインしてみると、当たり前の話ですが、

宿坊の方々は、とても気持ちの良い方たちばかりでした。

 

通されたのは二階の部屋で、泊り客は私一人だけでしたが、

特にどうという事もなく、その日は過ぎていきました。

 

翌朝の勤行に参加しようと思っていたので、その日は9時前に就寝しました。

 

 

 

夜中の1時半頃でしょうか、携帯のラインの着信音に起こされました。

 

しかし、昼間に何時間も歩き回って疲れていたので、

すぐに、うつらうつらし始めると、二階の廊下をたくさんの人が

ばたばたと走り回っている音が聞こえてきました。

 

半分寝ぼけながら、「お寺の朝は早いんだなあ」と、

ぼんやり考えていると、誰かが私の部屋に入ってきました。

 

そして、私が寝ている布団の周囲をグルグルと、凄い速さで回った後、

外して置いてあった頭元の枕を(高いと眠れないのです)、

私の頭の下に入れようと、ぐいぐいとすごい力で押してくるのです。

 

その内諦めるだろうと思い、放っておいたのですが、

全然諦めないので、とうとう私の方で、

「私の頭は重いから、そんな程度の力では入らんよ」と、

心の中で呟いてしまい、相手が驚いて、飛びのきました。

 

飛びのいた後も、そこを去らないで、窺うようにうろうろしているものですから、

「面倒臭いのに絡まれたなあ」と思った私は、

咄嗟に心の中で「美輪明宏」と叫んでみると、相手がひるみました。

 

それで、「おっ、これはいいぞ」と思い、

続けて「瀬戸内寂聴丹波哲郎」と叫んだら、いなくなりました。

(この間、私は金縛り状態です)

 

「やれやれ、これでやっと眠れるぞ」と安心したのも束の間、

全然そんな事はなく、結局明け方近くまで、

色んなよく分からないものが、入れ替わり立ち替わりやってきました。

 

中には「こんばんは!こんばんは!」と、

謎に変なテンションで話しかけてきたものもありました。

(普通にうざいです)

 

ちなみに、以前泊まった宿坊では、これらの現象は一切見られませんでした。

 

 

翌朝、やや寝不足ではあったものの、予定通り朝の勤行に参加し、

昼からは護摩炊きに参加、お寺の方々から「お札の人」と呼ばれ、

特に事故に遭うでもなく、無事に帰宅しました。

 

しかし、帰宅したその夜に、また奴らが出てきました。

 

私は、護摩炊きの時に先祖供養の火焚き串を出したのですが、

その夜に、先祖の悪口をめっちゃ言われる夢を見ました。

 

とても腹が立ったので、もらったお守りは、

すぐに近所の神社に持っていき、お焚き上げに出しました。

 

後日、何かお札を郵送してくれるらしいのですが、

(何のお札か、説明してくれてたのですが、あんまり興味なかったので、

話半分に聞いてました)

これも届いたらすぐにお焚き上げに、必ず出します。

 

 

 

このお寺は、色々な揉め事や噂話があり、

特に現在の住職が良くない、などと言われているようですが、

私個人の体感としては、ここのお寺自体が、きちんと徳を積んで来なかった結果、

様々な問題が起こり、今の住職が就任されたのではないかなあ、

という気がしてなりません。