なんでもよし。

最早、何でも良い。

自分に分かる言葉、相手に響く言葉。

こんにちは、Space-radです。

 

今回は前回の続きで、

②物語を創るプロセスがいまいち分からなかった

をやっていきます。

dragon-cosmos.hatenablog.com

 

 

 

 

 

②なぜプロセスが理解できなかったのか?

 

今、手元に物語を創るためのツールがあるのですが、

恐らくこのツールのひとつひとつは全て何らかの形で紐づいている、と予測します。

 

なぜ「予測する」という曖昧な言葉を使うかというと、

説明をほとんど覚えていないからです。

 

受けた説明がすべて私の頭の中でばらばらの状態で点で存在しており、

それが線でつながれていないため、結局これで何を創ればいいのかが、

よく分からない、というのが本音です。

 

ひとつひとつの課題は理解できます。

たとえば、自分の好きな事や物を探せ、とか。

しかし、好きな事や物を探して、その次の課題、

「自分のキーワードから連想する事」に「好き」がどう繋がっていくのかが、

何だか良く分からないのです。

 

ここでやっている事は、私自身の言葉で書くと、

自分自身の中にある情報を整理せよ、という事なんだと思います。

確か、最初に「棚卸しをしましょう」という説明がありました。

 

そして、「棚卸し」という言葉がご自身の中に上手く落とし込めないで

困っておられた方がいました。

その時、説明者はただ「棚卸し」という言葉を繰り返され、

それを説明しようと一生懸命になられていました。

 

あの時、もう少し違う表現での言葉があれば、

全員理解できていたかもしれません。

 

 

 

このツールの説明をしてくださった方は、

ご自分なりに一生懸命考えておられるのは、良く分かりましたし、

それを否定する気はありません。

 

ただ、終始一貫して私がこの方の説明を聞いていて思ったのは、

「もっと自分の言葉で話してほしい」でした。

 

医師は、病院において患者さんまたはそのご家族に病状を説明する時、

専門用語をできるだけ排除して、分かり易く伝える努力をします。

看護師とて、コミュニケーションを取る時に、

一番相手の心に届く言葉は何か?ということを意識しながら話すよう訓練されます。

 

病気について介護士さんに急に説明を求められることもありますので、

私は時々、図やイラストを描いて自分の知識の解像度を再確認する事があります。

 

難しい事や専門用語をそのまま説明しても、相手に伝わりません。

 

そのツールがどんな風な仕組みなのか、どんな風にみんなの役に立つのか、

(自分がどんな風にそのツールを解釈・理解しているのか、

自分はそのツールを使う事でどんな役に立ったのか)

相手のイマジネーションと理解を刺激するような話し方でないと、

なかなか伝わらないのです。

 

たとえば、

「フランスで10年間修業したコックが厳選された調味料と具材で作る、

舌もとろけるような濃厚で美味しい牛丼を、

あなたの貴重な時間を奪わずに迅速に、

そしてあなたの懐にも優しい価格帯で提供します。」

という説明と、

「安い、速い、美味い」

では、どちらが伝わりやすいかということです。

 

言葉数が極端に少なくても、「何を肝として伝えるか?」が明確であれば、

一瞬で伝える事も可能です。

 

 

 

私自身そうだったのですが、言葉というのは意識して使わないと、

「自分に分かる言葉だけ」を選択し続けてしまいます。

 

そして、そこから脱却するのは非常に難しいことも確かです。

ですが、人に何かを伝える仕事をしたいなら、

「言葉」というものの感覚を磨いていくのも、大事な事なのではないかと思うのです。