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心理的安全性とは何か?

こんにちは、Space-radです。

 

先日、あるセミナーに参加したのですが、

そこであった出来事や講座に対する感想を述べていきたいと思います。

 

今回のセミナーのキーワードは、

心理的安全性」と「自分の物語を創る」です。

 

 

 

セミナーの内容を最初に見た時、とても面白そうなアイデアだと思いました。

また、講師の方々も誠実なお人柄で好感が持てましたし、

講師の方の中には人前で話すのが苦手と言いつつも、

苦手な事に挑戦されている姿はとても素晴らしかったです。

 

それだけに少々残念だったなあ、と感じる所もあり、

どうすればもっと素晴らしいセミナーに創り上げることができたのだろう?

という事を、自分なりに書いていきます。

 

  

 

このセミナーに関して、私が不思議に感じたのは以下の点です。

 

①このセミナーにおける心理的安全性とは、一体何だったのか?

②物語を創るプロセスがいまいち理解できなかった。

③講師の人達が何を伝えたかったのか、よく分からなかった。

 

順番に説明していきたいと思います。

 

 

 

①このセミナーにおける心理的安全性とは一体何だったのか?

 

講座内において、いわゆる一般的な「心理的安全性」に対する説明はありました。

ただ、手元にレジメがありませんので、ここで詳細を確認することができません。

 

ですので、グーグルで調べて引っ張ってきました。

www.hrpro.co.jp

 

ここでは、

「チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰をあたえるようなことをしないという確信をもっている状態であり、チームは対人リスクをとるのに 安全な場所であるとの信念がメンバー 間で共有された状態」

と定義されています。

 

さて、ここで新たな疑問が浮上します。

 

「確信を持っている状態」とはどのような状態を指すのか?

「対人リスク」とは何か?

「信念」という主観に大きく頼る事象を、どうやって短期間で共有するのか?

 

私が、このセミナーの心理的安全性に関して最も足りないと感じたことが、

「お互いの個性の違いを理解する事」でした。

簡単な自己紹介はありましたが、やはりそれだけでは不十分です。

 

そもそも、自分の強みや個性をきちんと把握できている人は、

このようなセミナーに参加しようとは思わないでしょう。

そうなると、自己紹介の内容は自分の名前やどんな仕事をしているか、

どこに住んでいるか、などのごく表面的な事柄で精いっぱいです。

 

それが、これから展開していく「自己の物語を創る」という目的に

どういう効果や影響が期待できるのか?

コミュニケーションを取るために、お互いの名前を知る必要はありますが、

肩書や出身地や住まいを自分の個性(物語)の一部分と考えるのなら、

自己紹介前にそのエクスキューズがあっても良かったような気がします。

 

もし、そのエクスキューズが説明済みであったのならば、

参加者にその意図が伝わっていない、という事になるので、

伝え方を変えるなどの工夫が必要になってきます。

 

 

 

「自己の物語を創る」という行為は、非常に個人的なかつ

プライバシーに深く関与する行為ですので、

心理的安全性」は通常の職場よりもより質の高い安全性を求められます。

 

それを踏まえると、今回のセミナーでは

・参加人数が多いため、一人一人の個性を把握しきれず適切な対応ができない。

・時間が短すぎるため、お互いの表層的な面を知る事と

 物語を創るための説明を聞くのに精いっぱい。

という事を強く感じました。

 

 

 

要約すると、「主催する側の伝えたい熱意と参加する側の理解度」が

大きくずれてしまっている、という現象が起こっているように感じました。

 

 

残りの②と③に関しては、また後日書いていきたいと思います。