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貧乏とは何か?金持ちとは何か?

こんにちは、Space-radです。

 

あるブログを見て、ふと思い立ったので、忘備録として文章化しておこうと思います。

 

 

そのブログは、「コスパ」について綴られていました。

某人気飲食店の原価について、です。

高いお金を払って、その飲食店に行くくらいなら、

自分で用意した方が安くて良質なものを飲食できる、

そういう考え方ができる人こそ、財を築くことができる、というような内容でした。

 

コロナ禍において、100%自炊になっていた私は、この方の記事を見て、

「なるほど、そういう考え方もあるよね」と感じました。

 

ところが意外なことに、この記事には誹謗中傷のコメントが多かったのです。

 

 

 

私はその時、「怒っている人たちは自分を貧乏だと思ってるんだろうか?」と、

単純に疑問に思いました。

 

私は若い頃、ななかなか仕事が上手くいかず、決してお金持ちではありませんでした。

30代になったらなったで、働きながら看護学校に通っていたので、

お金は持っていませんでした。

 

当時は8~9万円/月くらいで生活していたように思いますが、

自分を貧乏人と思っていたか?というと…実際そうでもありませんでした。

 

今も昔も、特別貧乏というわけではないが、お金持ちでもない、

という意識で生活しています。

 

 

 

では私にとって貧乏とは何か?を考えた時、ものすごく単純な答えが出ました。

 

それは、貧乏=衣食住が成り立たなくなること。

たとえ、国から何らかの保障を受けていたとしても、

衣食住が成り立ち、そこそこの健康状態が維持できる環境であれば、

私はそれを貧乏とは思いません。

 

おそらく、誹謗中傷のコメントを書かれていた方々も、

多くは衣食住が成り立っていたのではないでしょうか?

 

この人たちが怒ったのは、恐らく別な理由によるものだろうと、

私は推測していますが、今はそれは関係ないので無視します。

 

 

 

 

では、逆にお金持ちとは、どんな地域に住んでいて、

月々どれだけのお金を稼ぎ、どの程度の資産を持っていれば、

自分がお金持ちだと感じられるのでしょうか?

 

世の中で言われている「お金持ち、或いは億万長者」と呼ばれている人達は、

一体何なんだろうか?と、私はずっと考えてきました。

 

そこで最近になって出た答えが、お金持ち=お金が大好きすぎてしょうがない、

または、たくさんのお金を必要とするような大きな仕事をする人たち、

という答えが出ました。

 

もっと大袈裟な表現をすれば、

ちょっとやそっとの「お金が好き」や「大きな仕事」ではなく、

「お金のためなら、どんなこともするし、休みが全然なくても平気だ!」

「儲け?そんなことよりも、今はこの仕事をする方が大事なことなんだ!」

というタイプの人達ではないか、ということです。

 

 後者のタイプは、有名どころで上げると、

松下幸之助氏の「水道哲学」みたいなものですかね。

 

 

 

この答えが自分の中で出た時、なぜ自分がお金持ちでないのかが、

とても腑に落ちました。

 

私は、休みはほしいし、お金のために何でもできるわけではありません。

また、これだ!儲けなんて二の次だ!と思える程のものも見つかっていません。

 

 

 

以前は、もっとお金を稼がないとダメなんじゃないか?

もっと大きな夢を持たなくてはならないんじゃないか?と悩んだりもしました。

 

しかし、年を取ったせいか、

私は私、それはそれで素晴らしい人生でいいじゃないか、と

とても納得できるようになったのです。

 

 

 

 

がむしゃらに働くほどの体力もなく、全てを投げうって生きられる夢がなくても、

私には今まで何とか生きてきた、という確かな実績があるのです。

 

それだけで、充分じゃありませんか?